2024年に開催された第14回いわてマンガ大賞にて、風見緑哉とらんぼさんが共作した「岩手流水物語」が大賞を受賞しました。
「岩手流水物語」は岩手県盛岡市の中心市街地を流れる3つの川、中津川・北上川・雫石川をモチーフとしており、川の化身が主人公と一緒に問題を解決していく物語です。ストーリー・川の化身・背景は風見、人物イラストはらんぼさんが制作担当しています。
2024年は辰年ということで、龍好きな風見はどうしても辰が出てくる物語を描きたかったところから、今回盛岡の川と龍を掛け合わせて物語を作成しました。
川を眺めるたびに水面が鱗のようにみえて龍だ!と思っている人間なので、今回の物語はスムーズに描くことができました。
(フルタイム勤務だったので、クリエイティブな仕事終わりや休みの日に描き続ける修行のような期間でしたが……)
舞台となっている中津川は風見も大好きな場所。よく川縁を散歩しています。
岩手流水物語はこちら!
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2016年に岩手発・超人スポーツプロジェクトで岩手を訪れた年から毎年いわてマンガ大賞に応募しており、9年目にしてようやく大賞を受賞できました。私にとってこの大賞はとても特別なものです。人生の中で叶えたかった夢の一つといっても過言ではありません。
【いわてマンガ大賞応募歴】
2016年「ロックハンドバトル」1次落選
2017年「ロックハンドバトル應援團編」1次落選
2018年「岩手来る華の巻」審査員特別賞
2019年「繋ぐ(4コママンガ)」1次落選
2020年「ロックハンドバトル 学校編」1次落選
2021年「新・岩手三山物語」優秀賞
2022年「南部桐喜利物語」 2次落選
2023年「二度泣き橋に願いを(イラスト)」1次落選
2024年「岩手流水物語」大賞
応募歴を見れば分かる通り、落選している方が多いです。
1年に1回、毎回「大賞をとるぞ!」と思いながら制作しているものですから優秀賞ですら悔しい。毎回三ツ石神社で悔し泣きしていました。
らんぼさんとの共作はこのうち5回。その中で3回受賞できているので、やはりソロ戦よりもPT戦に向いているようです。
このいわてマンガ大賞に挑戦する9年間の間に、岩手発超人スポーツ「ロックハンドバトル」を制作したり、岩手県に地域おこし協力隊として移住したり、岩手33市町村を全て周ったり、いわてVRワールド「VHATOV(ヴィーハトーヴ)」を制作したり、断腸の想いで岩手から離れなければならなかったりと、書ききれないほど多くの体験ができました。
岩手で素敵な方々と出会い、さんさ踊りやお祭りなどの伝統文化に触れ、自然を堪能し、美味しいものをいただいた経験は私の人生にとってかけがえのないものです。身体は岩手から一時離れていても心はずっと岩手と繋がっています。
今回大賞をいただけたことは、岩手を学び成長するサイクルのまとめとしてこの上ない最高のものでした。
一緒に楽しく修羅場を乗り切ってくれたらんぼさんに感謝を。
そしてここが終わりではなくスタート。
これからも岩手の魅力を多くの人に知ってもらえるような作品を制作していきたいと思います!
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